このページは、三代目角丸日比野宏紀がおいしいと感じる店を紹介します。
縁故・友人・金銭などの束縛を受けず、心からおいしいと感じられる店を集めました。
先方には了解を得ていませんし、ひょっとすると古い情報を流してしまう場合があるかもしれません。
その節はご迷惑をおかけしますが、ご一報いただければ幸いです。
また、「この店の方がおいしい!」とか、推薦情報も受け付けます。
推薦してくれた店は試食しに参ります。
ひとつ断っておきます。
麺類に関して、私は一般の素人の方より、いろいろなことが分かります。
食べれば、塩度や寝かせや打ち方を、ある程度把握できます。
プロですから、一般の方より、麺を味わう能力に秀でていると自負していますが、
営業時間の重なる店には食べにいけません。
私どもは営業時間が比較的短く、食べ歩くには不自由しませんが、
すべてを網羅できるわけではありません。
そこが、「料理人お勧め」の盲点です。
他業種の食べ物に関しては、
ただ美味しいものを食べるのが好きなだけの素人の域をでないコメントです。
麺類を味わうようにはきちんと理解できていないところもあるかと思います。
その道のプロの目にはアホな戯言でしょうが、
笑って許してください。
現在一部工事中です。
同業店は別ページにまとめてあります。
これこそ逸品!・・・まむし、肝の煮こごり
初めて食べたとき、
「今まで食べてきたうなぎは焼きすぎだった?」と思えるほどの軟らかさ。
「割き串三年、焼き一生」だとか、「遠火の強火で千回返す」とか、
ご主人の薀蓄に耳を傾けつつ、肝の煮こごりで一杯やって待つ。
うなぎは大阪、腹開きで、蒸さずに一気に焼き上げる。
その場で削る鰹節がのった胡瓜の浅漬けを箸休めに、一気にかっこむ至福。
うなぎでは文句なしの一番。私が太鼓判を押します。
肝吸いと浅漬け付で3,000円くらい。
あ、「まむし」ってうなぎ丼のことですよ。
一般には、ごはんと「まぶし」てあるから、というのが語源とされていますが、
ここの大将の解釈は違います。
「鰻飯」を音で読んで「まんめし」→「まむし」。
ご機嫌がよさそうなら、そんな話をふってみるのも一興。
これこそ逸品!・・・魚介のごちゃ混ぜサラダ
乱破料理とは何ぞや?
今までの料理法を乱し破りながら素材の持ち味を生かし、
和洋中の優れた料理法によって新しい味を作り上げたもの。
まあ、御託はともかく、食べてみればわかります。
魚介のごちゃ混ぜサラダ!(そんな名前じゃなかったはずです、すみません)
絶品です。掛け値なしに絶品です。
うまい料理はあっても、なかなか料理に感動はできません。
が、ここは感動できる数少ないお店です。
胸を張って推薦します。
飲み代を入れると、一人一万円くらい覚悟してください。
その金額だけの価値は保証します。
あ、ランチはお値打ちです、昔、ランチの粕汁のファンでした…。
http://yousworld.com/shop&spot/htm/048.htm
これこそ逸品!・・・こころの究極焼き、さんかく、その他ホワイトボードを要チェック
鶏がいいのでしょう、この店では焼き鳥を堪能できます。
イチオシはこころ(心臓)。 一羽に一個しかない貴重品ですが、
他の店とはサイズが違います。
一回りおおきなこころを、ぜひ塩で。
このこころの素晴らしさに★三つ。
ホワイトボードに書いてある日替わりのお勧め品も要チェックです。
元気のいいおばちゃんと、腕のいいおっちゃんとわいわい飲んでください。
予算は3,000円くらい。 値打ちに酔っ払えます。
2004年正月そうそうお電話をいただきました。
4軒ほど隣に移転した際、
ご主人のお名前(文夫様)から一文字とって、鳥文に改名したそうです。
お元気そうで、また食べに行かなきゃな、と思います。
名古屋から行くくらいの価値はあります。
なんこつ・ねっく・ずり等、新鮮ですばらしい焼き鳥に出会えます。
背肝などの名古屋では珍しいメニューも豊富です。(注・大阪で言う玉ひも・ほうでん)
ペタという皮のような身のような、絶妙な味わいの串や、
砂肝の縁側、しも肉という卵を産むまわりの筋肉など、
今まで知らなかった鶏のうまさを味わえます。
もちろん、定番のつくねも仕事が生きています。
こころはやや小ぶりで、それはちょっと残念。
大将の勉強熱心さにはいつも感心させられます。
自分はここまで食材に真剣に向き合っているか、自問させられるクオリティー。
全品かなり高いレヴェルにあり、文句なく★三つ。
2004年5月現在、改装中です。
6月に、店舗拡張して開店予定です。場所は変わりません。
2005年8月、ブログ開設されました!
これこそ逸品!・・・肝焼き
名古屋市、山王のスポーツデポの裏
いい店を見つけてしまいました。
だまされたと思って、ここの肝を食べてください。
ここの肝には、ホント参った!
大阪。天神橋筋商店街、天一にあります。
お好み焼きどころ大阪にあって、大阪一うまい大阪焼きはここで食べられます。
親父が背を曲げて、いとおしそうに焼くお好み焼きは、信じられないくらいふんわり柔らか。
それもそのはず、一度も上から圧力をかけずに焼き上げます。
黙々とした手作業から生み出される大阪お好みの傑作。
豚玉は700円くらいじゃなかったかな…
http://yousworld.com/shop&spot/htm/087.htm
これこそ逸品!・・・すじ・いも・ねぎ、キムチ・豚・チーズ
大阪市中央区心斎橋筋2-2-10新日本三ッ寺ビル1F
06-6214-0503
名古屋の人が見ると、「嘘!」と叫ぶくらい、
生地の上にねぎとキャベツがてんこ盛りです。
ここでは、だまされたと思って、
「すじ・いも・ねぎ」と「キムチ・豚・チーズ」を注文してください。
きっとお分かりいただけるはずです。
そして、大阪文化を深く感じていただけると思います。
’02年夏の中座延焼により、前訪れたときは壊滅状態でした。
この店がどうなったのか、ご存知の方は教えてください。
→心斎橋にて復活だそうです。
復活後は食べていません。
移転して味がどうなるか…三平なら無縁の話でしょうが…
http://www.collegium.or.jp/~sagitta/html/favoritestore/sanpei.html
尼崎・国道二号線沿い、武庫川よりちょい大阪よりの北側
尼崎の国道二号沿いにある、知る人ぞ知る広島焼きの名店。
ここなら迷わず、じゅんちゃん焼きを。
センターにのせられたおもちが溶けて、
大の大人に愉悦を感じさせる逸品。
お姉ちゃんは非常に愛想が悪いのですが、
それを補ってあまりある味。
フランス料理店はたくさんあります。
基準をどこに置くかで、店の評価は難しいのですが、
その中で、クオリティーとコストパフォーマンスを高いレヴェルで保つこの店を推薦します。
店内でのサーヴィスは、まさに高級料理店のそれ。
店に入った瞬間から、帰るときまで一部のすきもなく、満足させてくれます。
例えば、一年ぶりに訪れた私に、
「前回召し上がっていただいたものと同じ料理がコースに含まれますので、
違うものに代えてお出ししましょうか」ってな心遣いができるお店です。
「うちは値段が安いんだから、そこまでできないよ」という甘えは一切なし。
見習わなくちゃ、といつも思います。
コースはフルコースで3500円と5000円の2コース。
…残念なことに、エシェル・ダンジュさんは、何時の間にか閉めていらっしゃいました。
たまたま前を通りかかって、大ショックを受けました…
(2005年11日11日追記)
ふぐって当たり外れがありますよね。
大阪では安物のふぐ屋さんが多いのですが、味は・・・。
あれならカワハギのほうが・・・とかそのレヴェルの店が結構多いのです。
今までは博多の「ふく(博多ではこう呼ぶ)」が一番だと思っていましたが、
この店には参りました。
ふぐの皮(てっぴ)は三層に分かれているそうで、ここのてっぴは、
そのうまみを最大限に引き出しています。
皮というと、ぺろぺろのあの部分だけと思っていたら大間違いです。
てっさはやや厚めにひいたあと、二枚に開くという仕事ぶり。
白子・焼き・から揚げ・てっちり・雑炊とふぐを心から満喫できます。
あと、忘れちゃならない、自家製ポン酢がまた絶品です。
料理がだいたい一万円ちょっと。
だいぜんは残念ながら大将が亡くなり、その後息子さんが継いで営業していらっしゃいましたが、
先日店を閉められました。何名かの方からご指摘を受けながら更新が遅くなりました。
(2008年2月追記)
最初にお断りしますが、私は甘いものの味がよく分かりません。
根っからの左党で…
でも、ここのシュークリームはよく食べます。
私は凝ったシュークリームが好きではありません。
生クリームも、使ってないほうが好みです。
ここのシュークリームは、そんな私好み。
卵たっぷりで作ってあるなあ、という素朴なカスタード、
注文を受けてからクリームを詰めるシューはサクサク感を残して。
食べた後、優しい気分になってしまうような、そんな味です。
店頭の「なぜか?シュークリーム」とか書いてある筆文字が
意味がわからなくて、そのセンスの悪さ(失礼!)はまあ、ご愛嬌ってことで。
シュークリームは150円。
場所は下記HPよりご確認下さい。
テレビで石釜パンの情報を拝見して、行ってまいりました。
飾りのないパンで、素材の良さが活きるパンです。
小麦の恵みは深いなあ、そういうパンです。
有松店へ参りましたが、ぜひ全店回って全種類制覇してみたい!そう思える味でした。
なるべくシンプルなもののほうが、小麦の味が活きていてお勧めです。
フランスパンの味は深かったなあ…
トーストする?もったいない!って感じです。
場所は下記HPを参照してください。
ブランパン(★★☆)
クロワッサンがどっちの料理ショーの特選素材に選ばれているのを観て、
大行列ができているときに行きました。
(並びました。私って結構ミーハーですね…)
私はクロワッサンしか食べなかったので、他のパンやケーキはよく分かりません。
以下はクロワッサンについてです。
クロワッサンって、結構お菓子に近いですよね。
パイ生地で、甘くて、バターが強くて…。
ここのクロワッサンは、パンっぽい感じです。
味がしっかりしていて、私はとても気に入りました。
レジ横で、一個だけ包んでもらわずに、その場で食べました。
私が「うん、旨い」と頷くと、アルバイトの女の子から、
「感動が薄い!」と言われてしまいました。
でも、ここのクロワッサンは一口食べて大感激するようなこってりしたもので無く、
たくさん食べられそうな素朴でしっかりしたパンです
だから、私は気に入ったのです。
「うん、旨い」って反応で正しい、私はそう思います。
詳細は下記店舗HPにて
ここでコーヒーを注文すると、びっくりするのは、
いきなり「コーヒーにはミルクやお砂糖を使われますか?」って質問を受けることです。
なんと、淹れ方を変えて供してくださいます。
扉を開けた瞬間の、店内に広がるコーヒーの香りから、
コーヒーを飲み干す最後の一滴まで、完璧なコーヒータイム。
私は千種の本店しかお邪魔したことがありませんが。
角丸の帰りに、ちょっとコーヒーってな時は、ぜひこちらをお勧めします。
角丸すくご近所。
私はコーヒー屋さんで、変な匂いを嗅ぐのが大嫌いですが、
ここなら間違いなく、素晴らしい香りで出迎えてもらえます。
ちなみに私の自家用のコーヒーも、この店の豆を購入しています。
以下工事中