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6月5日 冷麦開始
6月15日 どっちの料理ショー ざるうどん
7月2日 『美味しんぼ』への不満
7月19日 カフェうどん
7月26日 盆休のお知らせ
9月8日 蕎麦の端境期
9月25日・10月2日 手打職人展のお知らせ
10月22日 雑誌取材について
11月16日 みそ煮込み牡蠣入り 入荷
12月7日 ミャンマー蕎麦
12月12日 年末年始営業のお知らせ
12月20日 かまぼこ板の再利用法
12月29日 年末ご挨拶


12月29日 本年の営業も、本日をもって終了しました。
      今年も多くの皆様にご贔屓いただけましたこと、
      心より御礼申し上げます。
      新年は7日より営業します。
      来年もよろしくお願いいたします。

12月20日 今日は少し柔らかい話で。
      最近、店の横で「かまぼこの板」をきれいに洗ったものを干しています。
      お客さんにも「何で?」と声をかけられたりしました。
      角丸では毎日かなりの数の板がごみとなって出ています。
      それを再利用する方法を探っていたところ、
      名古屋養護学校高等部様より、生徒さんの作業実習の材料にいただきたいという
      お話をいただいて、寄贈しているというわけです。
      障害のため、重いものを持つことが難しく、
      可動域の限られた生徒さんにとって、かまぼこ板の大きさ、重さが最適なのだそうです。
      先日、丁寧なお礼状をいただき、作業風景と作品の写真も同封してありましたので、
      興味のある方はクリックしてやってください。
      作業風景のほうはみなさんいい顔で楽しそうに作業をしていらっしゃいましたが、
      プライヴァシーを考え、公開は控えます。
      正直、かまぼこ板を削って、洗って、釜茹でして、干すという作業は手間のかかるものですが、
      楽しそうな作業風景にこちらまで楽しくなりました。

12月12日 年末年始営業のお知らせ
      12月29日まで、通常どおり営業します。(12月29日は売り切れ次第終了)
      12月30日〜2002年1月6日までお休みをいただきます。
      2002年1月7日より通常営業いたしますので、ご愛顧の程、お願いします。 

12月7日 今日はミャンマー蕎麦の話です。
      ミャンマー(旧ビルマ)は貧しい農家が多いらしく、その大部分はけしなどの麻薬材料を栽培して、
      それをブラックマーケットで取引することで生計をたてているそうで、
      かなりの量の麻薬の元になっていることは確かなようです。
      そこで、麺類組合の社会貢献の一貫として、
      ミャンマー農家に蕎麦を栽培させて組合で買い上げる、そのことを通じて、
      麻薬撲滅運動の一助になれば、という運動があるのです。
      まあ、悪い話じゃないと思いますので、角丸でもミャンマー蕎麦を購入しました。
      (限りのあるそば粉なので、一軒一体のみの販売です、うちにも一体だけ)
      歯ざわりや肌目は驚くほど素晴らしい物ですが、肝心の香りが弱く、
      それだけでは売り物にならないな、というのが正直なところです。
      現在角丸で仕入れている北海道幌加内産の蕎麦粉は、非常に香りが強い蕎麦粉で、
      配合を試した結果、幌加内6割、ミャンマー2割、つなぎ2割の二八蕎麦が、
      香りと歯ざわりを両立したいい配合のようです。
      (その後、幌加内7割+ミャンマー1割+つなぎ2割に変更しました、より最適です、12月末)
      気に入っていますが、ミャンマー蕎麦は売り切れ次第今期終了ですので、お早めにお試しください。
      私どもが蕎麦を打つ、お客様に食べていただく、それが麻薬撲滅のためになるなんて、
      いい話だと思いませんか?

11月16日 お待たせしました、みそ煮込み牡蠣入り、入荷しました。
       いつもの仕入先の仕入れ価格が上がり、何とか値上げできずに提供できるよう、
       あちこちの牡蠣を試してみましたが、煮ると身が縮んだり、
       野趣溢れる香りが足りなかったり、納得できるものがなく、
       ご時世に反することは承知していますが、1000円に値上げさせていただきます。
       ご了承ください。
       狂牛騒動の余波で海産物の相場が上がっているのかも知れません。

       牡蠣を仕入れる時、牡蠣そのものの味も重要ですが、
       それよりも、おつゆにどれだけいい味が出るかを重視しています。
       みそ煮込みに入れると、どうしても充分火が入ってしまいますから、
       牡蠣はあくまで脇役です。
       牡蠣の旨味がしっかり出たおつゆ、それらがすべて染み込んだ麺を主役にご賞味ください。      

10月22日 寒くなってまいりました。
       みそ煮込みの出もよくなってきました。
       牡蠣入りはまだか、と催促されるようになりましたが、
       まだまだ市場価格が安定していない上に、小粒です。
       土鍋で煮込む関係上、大粒が安定して出回るまで、もう少しお待ちください。
       11月に入って、少し経てば何とか・・・。

       先日、女性向名古屋情報月刊誌「K」誌別冊が刊行され、当店も掲載されました。
       記事内に、「みそ煮込みの麺が選べるのがうれしい」とありますが、
       私には、何のことか、さっぱりわかりません。
       あの写真も、六・七年以上前に撮影されたもので、
       取材も電話で数分で済ませられました。
       はっきり言って、今後、「K」誌の取材はお断りです。
       ああいう扱い方は迷惑だし、失礼だと思います。
       
       雑誌も大変だと思います。
       前述「K」誌は名古屋の美味しい店を千軒以上紹介しているようですが、
       東京大阪ならまだしも、名古屋には、千店以上も美味しい店はありません。
       数をそろえようとするから、無理がある。
       どことはいいませんが、「K」誌にも、ひどい店がたくさん掲載されています。
       お金を出した読者はどうなります?
       せっかく外食しても、おいしいと感じられなかった読者は、どう思うでしょう?
       ああいう雑誌は、自分で自分の首をしめているのです。
       
       私も、自戒をもって、そのことを噛みしめます。

10月2日 手打職人展は大盛況でした。
      ありがとうございました。

9月25日 今日は手打職人展のお知らせです。
      今週の金土日、28・29・30の三日間、吹上ホール二階で、
      尾張名古屋の職人展が開催されます。
      各方面様々な職人が一堂に会し、
      日頃の技を披露する催しですが、
      我々名古屋手打研究会も、手打きしめんの実演・販売で参加いたします。
      私、三代目角丸日比野宏紀も、最終日の日曜日に参加する予定です。
      朝から夕方まで、食事休憩以外ずっと打っていますので、お越しの際は一声かけてください。
     
      ■9月28日(金)、29日(土)、30日(日)
      ■吹上ホール二階
      ■10時から16時(だったと思います)
      ■きしめんは、およそ三〜四人前で400円程度です。

9月8日 更新が随分開いてしまいました。
     
     朝晩秋の気配を感じるようになりました。
     角丸でも、冷麦、ささめ、ころ、スタミナなど、夏メニューを終了いたしました。
     ご愛顧感謝いたします。
     今年は特に、冷麦とささめがご好評いただきました。
     口コミでご贔屓くださる方が増えるのは本当にうれしいことです。
     なおいっそうの精進を誓います。

     ざるそばは、当店では通年商品ですが、
     めっきり注文が減ってまいりました。
     本当に不思議に感じることですが、
     この、蕎麦が一番出る八月は、実は一番蕎麦がまずい時期なのです。
     蕎麦は秋に収穫されるもの。
     八月・九月は端境期にあたります。
     またそば粉は、高温多湿を嫌います。
     脱酸素して、低温保存しても、秋のものからは二枚も三枚も落ちたものになります。

     以前「美味しんぼ」で、このことをテーマに取り上げ、
     南半球タスマニアで蕎麦を栽培して輸入することで夏でも新蕎麦を味わえる、という話がありました。
     私はその発想に感激し、一度試したことがありますが、
     色は新蕎麦のようでも、肝心の香りや風味は抜けていました。
     そば粉は船便で輸送されます。
     船で赤道を通過してくるのは、蕎麦の香りにとって致命的なことのようです。

     まもなく、夏蕎麦の新が出回り、ついで秋蕎麦の新がでます。
     私は夏蕎麦は使いませんので、もうしばらくお待ちください。
     新蕎麦の封を切った時のあの香り、もうまもなくです。
     その節はこの欄でまたお知らせします。

     蕎麦の話ばかりしてしまいました。
     いよいよ角丸の本領発揮、みそ煮込みの季節です。
     ねぎの品質もよくなり、これからますますおいしくなっていきます。
     どうぞよろしく。    

7月26日 お盆休みのお知らせ
     8月12日〜16日までお盆休みをいただきます。
     17日より平常営業に戻ります。
     よろしくお願いいたします。

7月19日 今朝、テレビで、「カフェうどん」の特集をやってました。
     凝った内装の店で、「トムヤムクンうどん」など、変わった麺を食べさせる店が流行っているそうです。
     肝心の麺さえしっかりしていれば、面白いかもしれませんね!?

     麺を打っていて、つくづく、「うどんは男、蕎麦は女」だなあ、と感じます。
     (セクハラ基準に引っかかる発言でしょうか?)
     うどんは、踏んでどついて、鍛えて休ませてまた鍛える、そうして美味しくなるものです。
     蕎麦は鍛えすぎるとよろしくない。
     肌をきれいに、滑らかに、そう心がけて打つと、いいものができます。
     いいものができたときは、うどんにしろ、蕎麦にしろ、奇も衒いもなく、
     ざるで、そのものを味わって欲しいなあと思います。
     今日は本当にいい蕎麦が打てたなあ!

7月2日 昨日、結婚式に呼ばれて、新幹線に乗りました。
     暇つぶしに「美味しんぼ」を読んだんですが、山岡流ひもかわうどんっていう物には疑問をもちました。
     「名古屋のきしめんをもっとうすくしたもの(本文より)」だそうですが、
     その程度の(1ミリ)薄さの店は結構あるんですけどね。
     塩度を10%で、寝かしも鍛えも不充分で、1ミリの薄さにのばせるもんなら、見てみたいと思いました。
     きしめんを薄く均一にのばす。コシも失わないように。
     そのために、名古屋のうどん職人がどれだけの技術を磨いてきたか、雁屋氏はお分かりでないようです。
     あの漫画は、以前にも、「きしめんはみそ味でしっかり煮込む」とか、「名古屋名物みそ煮込みきしめん」とか、
     名古屋の麺文化に関しての理解が低いようです。
     直接抗議したいので、雁屋氏のアドレス他をご存知の方、お知らせください。

6月15日 昨日はどっちの料理ショーでざるうどんが負けました。
      みそ煮込みも負けたし、あの番組とは相性が悪そうです。
      ただ、あのうどんは手延べ麺です。
      ざるうどんで生きるのは、手打麺だと私は思います。
      角丸のざるうどんで勝負してみたい! ぜひ一度お召し上がりください。

6月5日 本日より冷麦を始めました。ごひいきに願います。スタミナはもう少し待ってください。